ここでは、VIOSで動くプログラムを作成する方法について示します。
流れとしては、以下のようになります。
- モジュールプログラムの作成
- 実行フロープログラムの作成
- モジュールのコンパイル
- プログラムの実行
VIOSでのプログラミング
VIOSでのプログラミングは、2種類のソースプログラムを作成することになります。
それぞれのプログラムは独自の言語を使用しますが、基本的にはC言語のと同様
の構文を使用します。
- 実行フロープログラム
プログラムに必要なデータの用意やその初期設定、モジュールプログラムの呼び出し等を行います。このプログラムは1台の計算機でのみ実行されます。
このプログラムファイルの名前は *.vpe とします。
- モジュールプログラム
VIOSにおいての主な計算処理は、このモジュールプログラムにおいて行います。C言語の関数のようなもので、実行フロープログラムで呼び出すことにより実行されます。
モジュールプログラムは実行フロープログラムを実行する前に、あらかじめコンパイルしておく必要があります。
このプログラムファイルの名前は *.cc とします。
モジュールのコンパイル
モジュールプログラムの作成後、そのコンパイルと行います。
ファイル名が module.cc の場合、以下のようにコンパイルを行います。
% vs_makemodule module.cc
プログラムの実行
モジュールをコンパイルしたら、以下のコマンドでプログラムを実行することができます。
実行フロープログラム main.vpe を実行プロセス vios_run に入力します。
% vios_run < main.vpe
Tsutomu Osakabe
平成14年3月18日