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モジュール基本構成

VIOSでは,複数のユーザにより利用されることを想定しているため,各モジュー ルファイルの統合は行わず,個別に識別するスタイルを取っている. そのため,1VPE-pプログラムファイル辺り,1つのモジュールが記述されている ことを想定している.そのため,以下のような制限が存在する.

なおこれは,あくまでコンパイル時に指定するファイルに対する制限であり,こ のメインファイルから複数のファイルをインクルードすることに制限はないが, VPE-pは,インクルードファイルを辿り解析することはしないため,指定するファ イル以外(#includeなどで引用するファイル)ではVPE-pの拡張表現,変数,な どは利用できない.

またvs_module構文は次の様に定義される.

 vs_module モジュール名( VIOS型 変数名, ...) {     

    /********  本文  *********/

 }

注意
VIOSでは実行効率向上を図るため,モジュール実行開始時点において引 数データの受け渡し(メインプロセスからの分割・転送)が終了していない. 引数データの到着状況は local_heigh関数などにより,随時確認する ことが可能であるが,次の関数以降の構文では完全にデータがそろっていること が保証される.



Tomohide Kawawaki 平成14年3月22日