リモートホストの指定や、通信形態の特定は、以下に示す#pragma構文を利用します。なお、少なくとも最初のモジュールを呼び出すまでに指定を終了しておく必要があります。
また、現状では一度接続を確立した後での変更には対応していません。
#pragma host_name hostname
リモートホストの登録。ローカル計算機から一意に特定できる名前ならIPでもホスト名でも使用できます。
#pragma use_intercomm
リモートホストが相互に通信を行う処理の場合にセットします。具体的には、のように、モジュールが書く計算機において完全に独立して処理されることが保証できない場合にせっとします。なお、現在の実装では同期処理、リダクション処理を利用するためにセットする必要はありません。
- SyncCache命令を利用する場合
- parallel_ie構文を利用する場合
- user_comm命令を利用する場合
通常、上記の設定のみで問題ありませんが、以下のようなオプションを設定をすることもできます。
#pragama connect_start
サーバとして各計算機で起動しているvios_childに接続します。この値をセットしない場合(通常自)、vios_runはrshを利用し必要時、各計算機上にvios_childを自動起動します。
各計算機ごとに異なるターミナルを出力したい場合などに利用します。
#paragma divide_num number
各計算機に送るデータをさらに細かくnumber個に分割し、データの転送をおこないながらprallel文の実行を行います。デフォルトは1です。(各計算機にまとめて転送)
また、ver4.1 からこの設定により、各計算機上でnumber個のスレッドを起動しparallel文をnumber個のスレッドで並列に実行を行うことが出来ます。