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set関数による指定


並列処理に利用する各データの分割方式、キャッシュ領域の指定など、データに対する設定は、以下に示すset関数を利用します。

set(value_name, DIVISION, div_type);
2、3次元変数value_nameを並列処理する際の、分割方式を指定する。div_typeには次のタイプの中から指定します:
{ALL、 BLOCK、 COLUMN、 ROW、 COLCYCLIC、 ROCYCLIC}
また、デフォルトの指定は BLOCK となります。

set(value_name, DIVISION, div_type);
1次元配列変数value_nameを並列処理する際の、分割方式を指定します。div_typeには次のタイプの中から指定します:
{ALL、 BLOCK}
また、デフォルトの指定は ALL となります。

なお分割方式については各次元の分割数を直接指定することもできます。例えば、dataを2×2に4分割する際は、set(data, DIVISION, 2, 2)とします。しかし、分割した結果生成されるデータブロック数と計算機台数が不一致の場合、動作は不定となります。

set(value_name, CACHE, cache_size);
変数value_nameを並列処理する際、各ワーキングセットが参照するキャッシュ領域の半径を指定する。

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