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プラグマによる指定

リモートホストの指定や,通信形態の指定は,以下に示す#pragma構文を利用す る. なお,少なくとも最初のモジュールを呼び出す前までに指定を終了しておく必要 がある.

また,現状では一度接続を確立した後での変更には対応していない.

#pragma host_name host name
リモートホストの登録.ローカル計算機から一意に特定できる名前 ならIPでも名前でも可.
#pragma use_intercomm 
リモートホストが相互に通信を行う処理の場合にセットする. 具体的には, の様に,モジュールが各計算機において完全に独立して処理される ことが保証出来ない場合にセットする. なお現在の実装では,同期処理,リダクション処理を利用するため にはセットする必要はない.

通常,上記設定のみで問題ないが,以下のようなオプションを設定することも可 能である.

#pragma connect_start 
サーバとして各計算機で起動しているvios_childに接続する. この値をセットしない場合(通常時),vios_runはrshを利用し必 要時,各計算機上にvios_childを自動起動する.
各計算機毎に異なるターミナルに出力を行いたい場合などに利用す る.
#pragma divide_num number

各計算機に送るデータをさらに細かくnumber個に分割し, データの転送を行いながらparallel文の実行を行う.デフォルトは 1(各計算機にまとめて転送).

注):現状,parallel実行中に ``存在しないデー タ''が発生するため,利用する際は十分な注意が必要となる.



Tomohide Kawawaki 平成14年3月22日