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: VPE-iで利用可能な関数 : 通信環境設定用構文 : プラグマによる指定

Set関数による指定

並列処理に利用する各データの分割方式,キャッシュ領域の指定など,データに 対する設定は,以下に示すset構文を利用する.

set(value_name, DIVISION, div_type);

2,3次元変数value_nameを並列処理する際の,大凡の分 割方式を指定する. div_typeには次のタイプの中から指定する:
{ ``ALL'', ``BLOCK'', ``COLUMN'', ``ROW'', }
デフォルトの指定は``BLOCK''となる.

set(value_name, DIVISION, div_type);

1次元配列変数数value_nameを並列処理する際の,大凡 の分割方式を指定する. div_typeには次のタイプの中から指定する:
{ ``ALL'', ``BLOCK''}
また,デフォルトの指定は ``ALL''となる.

なお分割方式については各次元の分割数を直接指定することも可能(例えば2次 元データ ``data''を2$\times$2に4分割する際は,set(data, DIVISION, 2, 2); とする)であるが,分割した結果生成されるデータブロック数と計算機台数が不 一致の場合,動作不定となる.
set(value_name, CACHE, cache_size);

変数value_nameを並列処理する際,各ワーキン グセットが参照するキャッシュ領域の半径を指定する.



Tomohide Kawawaki 平成14年3月22日