next up previous
: 文法 : VIOS IV実行ロー記述用言語 VPE-i仕様 : Set関数による指定

VPE-iで利用可能な関数

module(``モジュール名'', value_name, ...);

モジュールの実行を行なう.

1実行フロープログラムを処理する間,通常複数の並列モジュールを実行するこ とが想定され,また連続的に実行される並列モジュールは同じタイプのワーキン グセットに対する処理が行われることが多い.

そこでVPE-pでは,実行速度を考慮し,各並列モジュールの実行終了後,メイン プロセス(vios_run)に変数の値を暗黙的には戻さず,更新された値は各リモー トホストが保持し続ける方針を取る.

そのため,全並列モジュールの実行後,値を統合して保存する場合や,先ほどま での並列モジュールとは異なるワーキングセットに対して並列処理を行う必要が ある場合,以下の命令を使用し,明示的に指定する必要がある.

gather(value_name);

並列モジュールの実行により更新された変数value_name を,各リモートホストから回収し,実行フロープログラム中におい て最新の値にする.

redist(value_name, type);

gather関数により回収した変数value_nameを, 以降の並列モジュールにおいて異なるタイプのワーキングセットを 用いて並列処理するために,回収(gather),再分割,再転送を行 う.
なお再転送のタイミングは次のモジュール呼び出し時となる.

put(value_name $\vert$ ``文字列'');

指定された文字列を標準出力に出力する.

random();

C言語のrand()と同様に,0〜RAND_MAXの値を返す関数.

imgSave(``PGMファイル名'', VIOS変数名);

1D変数,Image変数をPGMファイルに出力する.

imgLoad(``PGMファイル名'', VIOS変数名);

型宣言の項参照.

width(``VIOS変数名'');

指定変数のwidth(x軸方向の長さ)を返す.

height(``VIOS変数名'');

指定変数のheight(y軸方向の長さ)を返す.2, 3次元変数のみ有効.

depth(``VIOS変数名'');

指定変数のdepth(z軸方向の長さ)を返す.3次元変数のみ有効.



Tomohide Kawawaki 平成14年3月22日